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イギリス文化① 「アフタヌーンティー」

こんにちは!Clever Apple です!今回はイギリスの文化、アフタヌーンティーについて学んでいきましょう!

 

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■この記事のまとめ■
・イギリスの代表的な文化の一つ、アフタヌーンティーについての、ちょっとした雑学についてです。

・これから、アフタヌーンティーを楽しみたい、興味があるという方は読んでみてください!
 

 1. 何から食べよう?食べる順番は??

 
アフタヌーンティーに行くとよく見かけるのが、上の写真のようなティースタンド
これは、去年パークハイアットでのハリー・ウィンストンアフタヌーンティーにて撮った写真です。
 
どれも美味しそうで、どれから食べようか迷ってしまいますよね!
好きな順番で食べてもいいですが、実際は、食べる順番があります。
 
多くのティースタンドでは、下から、サンドイッチ、スコーン、デザートの順番で提供されますが、この場合、下から順番に食べ進めます
 
 

 2.スコーンにはナイフを使ってはいけない!?

アフタヌーンティーで定番なのが、「スコーン」です。

 

アツアツのスコーンに甘いジャムや濃厚なクロテッドクリームを付けて食べるのは、最高の幸せですよね!

 

このスコーン、実は、ナイフを使って切ってはいけないそうです...

スコーンの語源は、「聖なる石」であり、神聖なスコーンにナイフを入れるのはNG(藤枝、2013)だそう...

 

私は、上品に食べようと、ナイフとフォークで切って食べていましたが、これは、マナーとしてはダメなんですね。反省です...

 

 

 3.「テーブル上の貴婦人」とは?

次に、突然ですがクイズです。

 

最高のおもてなしを表す、サンドイッチの中身は次のうちどれでしょうか?

①ハム    ②きゅうり   ③たまご

 

正解は.......

 

 

 

 

 

 

 

②のきゅうりです!

 

「なんできゅうり?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、アフタヌーンティー発祥のヴィクトリア時代には、イギリスの貴族は庭にグリーンハウスを設置し、そこで育てたステータスシンボルとしてのきゅうりをサンドイッチとして出すことが、最高のおもてなしだった(藤枝、2013)そうです。

 

また、そのサンドイッチのパンも薄ければ薄いほどいい、なぜなら、「うちのコックは、こんなに薄く切れるのですよ」と腕のいいシェフを持つ証明になる(藤枝、2013)からだとか。

 

今はゆったり楽しめるアフタヌーンティーも、貴族の自慢大会のような時代があったのですね笑 私は味気ないきゅうりのサンドイッチよりも、ふわふわのたまごサンドのほうが嬉しいですが...笑

 

 4. 紅茶についてのおすすめ本について

 

今回は、藤枝理子さんの『もしもエリザベス女王のお茶会に招かれたら?』から、興味深いアフタヌーンティーの雑学をいくつか紹介させていただきました。

 

 


 

他の紅茶の本について、磯淵 猛さんの『一杯の紅茶の世界史』や、角山 栄さんの『茶の世界史』、ヘレン・サベリさんの『「食」の図書館 お茶の歴史』などは、読んでから紅茶を飲むと、紅茶が美味しく感じられます!

 

また、19世紀に中国からお茶の種と製法を盗み、紅茶をイギリスに広めたプラントハンターの活躍記、『紅茶スパイ 英国プラントハンター中国をゆく』もテンポ良く読み進められる本で、おススメです!!

 


5. まとめ

・今回は、「アフタヌーンティー」の文化についてご紹介しました。
・おすすめの紅茶や、紅茶についての本があれば、是非教えてください!
 
参考文献

磯淵 猛『一杯の紅茶の世界史』(文春新書、2005年)

角山 栄『茶の世界史』(中公新書、2017年)

サラ, ローズ著、築地 誠子訳『紅茶スパイ 英国人プラントハンター中国をゆく』(原書房、2011年)

藤枝 理子『もしも、エリザベス女王のお茶会に招かれたら?』(清流出版、2013年)

ヘレン, サベリ著、竹田 円訳『「食」の図書館 お茶の歴史』(株式会社原書房、2014年)