こんにちは!Clever Appleです!今日は、ウーロンゴン大学大学院で英語教授法を学ぶ私が、4か月の間に、IELTSのスピーキングスコアを5.5から7.0に伸ばした勉強法をご紹介します!
■この記事のまとめ■
・IELTSのスピーキングのバンドスコアを、6.0以上に伸ばすための勉強法についての記事です。
・IELTSだけではなく、英検の2次試験などの他の英語スピーキングテストにも応用できる内容となっています!
・IELTSだけではなく、英検の2次試験などの他の英語スピーキングテストにも応用できる内容となっています!
0. スピーキング対策は難しい...
IELTSの勉強をしていて、「リーディングやリスニングは自分で勉強できるけど、スピーキングはどうやって勉強したらいいかわからない...」「スピーキングの勉強ってすごい時間がかかるし大変...」という方も多いと思います。
私も最初はスピーキングは苦手意識があり、初めて受験したIELTSのテストでは、5.5と低く、目標の6.0には届きませんでした。
でも安心してください!スピーキングが難しいことは、多くの学習者にとって当たり前のことなのです!
British Council (2019)によると、女性のアカデミックモジュールの平均点は、
R: 6.1 L: 6.2 S: 5.9 W: 5.7
男性の平均点は、
R:6.0 L: 6.2 S: 5.8 W: 5.6
となっており、スピーキングは、ライティングの次に難しい技能であることが分かります。
私は、スピーキングの対策の中で効率的な勉強法を見つけ、4か月の間にスピーキングスコアを1.5上げることに成功しました!
今回は、私が行った、具体的な勉強方法をお教えします!
1. 表現集の作成
スピーキングのバンドスコアを上げるための最初のステップは、表現集の作成です。
英語のスピーキングを勉強しているとき、「日本語では言えるのに、英語で何というか分からない...」という表現があると思います!
そんな表現をノートにまとめたものが、「表現集」です。
表現集は、自分で言いたい表現が見つかった時に、①その表現の日本語 ②その表現の英語 ③表現を使った例文を書きます。
例えば、
Aを絶滅の危機にさらす threaten A with extinction 例 These pests threaten native species with extinction
といった感じです!
表現集の表現を増やしそれを繰り返しスピーキングの中で使うことで、使える表現が増え、スコアアップにつながります!
私が過去に作ったライティングの表現集の一部も公開しているので、ライティング対策をしたい方、ぜひ以下の記事を見てみてください!
2. シャドーイング
次のステップは、シャドーイングによる発音矯正と、リスニング力のアップです。
シャドーイングとは、「聞こえてきた英語のすぐ後を、影のように真似して話す」勉強法です。
シャドーイングをする理由は二つあり、①発音矯正し、②リスニング能力を向上させることです。
Foote and McDonough (2017)によると、英語を第二言語とする学習者が8週間にわたりシャドーイングをしたところ、「英語をマネする能力」「英語の明瞭性」「流暢さ」がアップしたことが分かりました。
特有のアクセントのない英語は、スコアに直結するため、発音矯正は、必須と考えられます。
私も、シャドーイングによって、発音矯正の経験があります。
シャドーイングを通して、自分のvocabulary という単語の発音に違和感を感じたのですが、発音記号を見てみると、/voʊkæbjəleri/(ボキャビュラリー)をボキャブラリーと発音していることを発見しました。
これは、シャドーイングをしていなかったらできなかった発見です。
二つ目のシャドーイングの目的は、リスニング能力の向上です。
「スピーキングの能力を上げたいから、リスニング能力は関係ない」と思う方もいらっしゃると思いますが、それは違います。
なぜなら、「聞かれている質問を理解できなければ、質問に答えることができない」からです!!
質問を理解せず、的外れな回答をすれば、もちろんスコアは下がります。
スピーキング能力は、リスニング能力の相互関係なのです!
シャドーイングによるリスニング能力の向上についての研究はたくさんあります。日本人を対象とした研究では、Hamada (2019) Shadowing: What is It? How to Use it. Where Will it go? などでシャドーイングによるリスニング能力の向上のデータを示しています。
時間はかかりますが、確実にスコアアップするはずです!!
私も、シャドーイングには絶対的な信頼を置いており、リスニング力アップのためのおすすめする学習法の一つです!!
リンク
3. オンライン英会話の利用
最後のステップとして、オンライン英会話を使って、実際に英語話者と話してみることを強くおすすめします!!
理由は二つあり、①リスニングの練習と②フィードバックのためです。
まず、①のリスニング練習についてですが、先ほど述べたように、「スピーキングテストは、スピーキング能力だけのテスト」ではありません!!!
オンライン英会話での会話は、実際の会話の中で、「英語の質問」を聞き取る練習になります!!
これは、自分一人ではできない練習です。
また、②のフィードバックについては、オンライン英会話の中では、IELTSの対策練習をしてくれる先生もいて、スピーキングの改善につながります。
客観的なフィードバックは、自分では気づけなかった文法や表現、発音の間違いへの気づきにつながります。これも、自分一人ではなかなか難しい学習です。
私は、約4年間、DMM英会話を利用しています。DMM英会話は、IELTSの対策をしてくれる先生もいて、自分の好きな時間に予約できるのが便利です。
IELTSの受験料は、25000円と高く、バンドスコアに届かずもう一度受験するよりも、数か月オンライン英会話にお金を払って、短期間でバンドスコアを上げた方が効率的だと思います。
今回、オンライン英会話をおすすめしたのは、比較的リーズナブルな料金だからであり、お金に余裕のある方は、face-to-faceの英会話教室に通ったり、IELTSの対策講座に参加してみてもいいかもしれません。
DMM英会話のオススメの使い方に関しては、こちらの記事をご覧ください!
みなさんも自分にあったスピーキングのアウトプットの場を探してみてください!!

4. 留学エージェントなどのIELTS無料体験講座に参加する
4つ目の勉強法は、自習ではなく、IELTSのプロの力を借りる方法です!!
その方法とは、留学エージェントなどのIELTSスピーキング無料講座に参加することです!
私は、ある留学エージェントの無料スピーキング講座に参加し、スピーキングのノウハウを学ぶことが出来ました!
また、このような講座は、現役のIELTSの試験官のネイティブスピーカーの方が教えてくれることが多いのですが、なんと私が参加した無料体験講座のイギリス人の先生が、本番のIELTSスピーキングテストの試験官と同一人物だったのです!!!!!
おかげで、いつもより緊張せず、自然に話すことができたような気がします!笑
こんな偶然はあまりないかもしれませんが、時間がある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
時間的、金銭的余裕がある方は、無料体験講座だけでなく、有料の本格的なコースに申し込んでみてもいいかもしれません!
5. まとめ
・今回は、IELTSのスピーキングのバンドスコアアップのための勉強法をご紹介しました!
・具体的な方法は、①表現集の作成 ②シャドーイング ③オンライン英会話の利用 ④IELTSの無料スピーキング講座への参加 です。
・具体的な方法は、①表現集の作成 ②シャドーイング ③オンライン英会話の利用 ④IELTSの無料スピーキング講座への参加 です。
参考文献
British Council. (2019). Test taker performance 2019.
https://www.ielts.org/for-researchers/test-statistics/test-taker-performance
Foote, J. A., & McDonough, K. (2017). Using shadowing with mobile technology to improve L2 pronunciation. Journal of Second Language Pronunciation, 3(1), 34–56. https://doi.org/10.1075/jslp.3.1.02foo
Hamada, Y. (2019). Shadowing: What is it? How to use it. Where will it go? RELC Journal, 50(3), 386–393. https://doi.org/10.1177/0033688218771380
リンク
皆さんの留学が素晴らしいものになりますように!