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英語教員が留学するメリット5つ

こんにちは!Clever Appleです!!

 

2023年もあとわずかとなりましたが、みなさんどうお過ごしですか?

 

私は冬休みに入り、まったりした時間を取れています。(ブログもできるだけ更新出来たらと思っています)

 

 

今日は、「英語教員(教員を目指す学生)が留学するメリットとデメリット」を私の留学経験からご紹介したいと思います!!

 

 

 

まずはメリットからご紹介します!!

 

 

 1. 授業の幅が広がる
 
さて、1つ目の留学のメリットは「授業の幅が広がる」ことです!
 
留学では
①英語力の向上
②専門知識の増加
③教材研究や授業計画能力の向上
 
などが見込まれます。
 
まず、1つ目の「英語力の向上」についてですが、基本留学中は、ほぼ英語を利用するため、英語能力が向上すると考えられます。
 
 
教員の英語能力が向上することによって、
 
1. 生徒への活躍する英語話者としてのロールモデルの提示
2. 教員自身が苦戦した文法や語彙、発音などの指導
3. オールイングリッシュや英語中心の授業
 
などができると考えられます。
 
今まで、教員自身の英語力の制限のために諦めていた授業スタイルを選択肢として入れることで、授業の形式に幅を持たせることができます!!
 
 
 
次に、②の「専門知識の増加」についてです。
 
語学留学などでも海外の先生方の授業内容やスタイルから、「これは私の授業でも使える!」というものがあると思います。
 
それに加え、英語教授法などを専攻していれば、新しい授業スタイルや授業実践方法を留学後の英語授業で活用することができます。
 
教員は、生徒・学生時代に自身が受けてきた授業内容や形式を、そのまま授業で自分の生徒にも用いることがよくあるそうです。
 
これでは時代や最新の研究にあった授業は望めません。
 
そのため、様々な授業方法や教授法を学ぶことで、自分の生徒に合った教え方を適宜選択して実践することができます!!
 
 
そして最後に、「教材研究や授業計画能力の向上」についてです。
 
私がオーストラリアの大学院留学で英語教授法を学び、実際に教員になってから感じたことは、
 
「様々な論文からレポートを作成することは、本やワークショップ、他の先生から得た情報から授業を作ることにとても似ている」ということです!!
 
留学中には、たくさんの英語論文を読み、それらを参考文献として「自分の生徒たちに合う授業を考える課題」「生徒のライティングや発音を効率的に向上させる授業を作る課題」などが課されました。
 
大学によると思いますが、上記の課題は今教員としての授業づくりにとっても役立っています!!
 
現在の生徒の状況や課題を把握し、さらに生徒の英語の力を向上させるにはどのような教授法が適切かを考える練習として、留学中の課題はとても良い経験になったと思います!!
 
 
また、留学中は生徒を対象に実践研究を行う方法も学んだので、自身で気になった分野について研究することができるようになったというのも、留学の大きな収穫でした。
 
これらが、留学による「授業の幅を広げることができる」というメリットです!
 
 
 2. 人脈形成
 
2つ目のメリットは留学中にできる「人脈」です。
 
 
もちろん、海外に長期間滞在し、色んなイベントに参加したり、他の国からの留学生との交流の中でたくさんの人と知り合うことができます。
 
 
海外の方の価値観や異文化を学ぶこともでき、その友達の国を訪れた時に一緒に観光なんてこともできると思います!笑
 
まず、これらの「異なる背景を持つ学生とのつながり」は留学が終わってもとても貴重なものになると思います。
 
 
それに加え、「留学に来た他の教員とのつながり」も私はとても大事だと感じています。
 
留学している教員は、一度休職して留学していたり、自分の授業を変えたいと思って留学を決心している、モチベーションのある先生方だと思います。
 
そのため、それらの先生方からお話しを聞いたり、大学の課題についての意見や情報交換をすることはとても有益な時間となると思います。
 
 
特に英語教授法のコースなどでは、母国語を英語としない他の国からの先生も多く、同じEFL環境で教える者として、たくさんの学びがあると思います。
 
 
 
 3. 自信がつく
 
次のメリットは、「自信がつく」という点です。
 
なぜ自信がつくがというと、①コース自体が大変だから ②学術的根拠を持って授業を作れるから
 
だと考えています。
 
 
まず、①については、留学中のコースでは基本的に大量の英語論文を読む課題が課せられます。
 
 
その中でたくさんの英語に触れ、その課題について他の学生と英語で話すことによって、自分の英語運用能力に自信が付きます。
 
また、その大変なコースを修了することで、「私は結構大変なコースを終わらせたんだ!!」という達成感を経験します。
 
 
また、②については例えば英語教育について学べば、自分で根拠に基づいて授業をすることができます。
 
「生徒にこういう課題があるから、こういう授業スタイルや内容が効果的である」というのを知っている状態で授業をすることで、自分の授業に自信が持てるかと思います。
 
ワークショップや他の先生方から色んなアイデアを盗むのもとっても役立ちますが、「なぜそれを授業でするのか」という考えがないまま、付け焼刃の知識や技術を授業で使うよりも、きちんとした信念・根拠は自身につながると思います。
 
 
もちろん、これらの知識や経験、自信は就活にも有利に働くと思います!!
 
 
 4. 生徒の留学を応援できる
 
 
4つ目は、「生徒の留学を応援できる」という点です。
 
英語を教えている中で、「留学や英語に興味がある生徒」が必ず出てくると思います。
 
 
そういった生徒に、教員自身の留学体験、英語の勉強方法、した苦労や身についた能力などを話すことができるというのは、生徒にとってとてもありがたいことだと思います。
 
私も学校の中で、「先生の留学の時の話して!」という生徒が結構います。
意外と留学に関心がある生徒がいるものです。
 
 
そういった場合、教員が留学を経験していないと、なかなか相談に乗るのが難しい場合があります。
 
留学の楽しさだけではなく、厳しさや危険なども教えられるというのは、留学を経験した人ならではなのではないでしょうか。
 
 
 5. 問題解決能力が身につく
 
 
最後のメリットは、「問題解決能力が身につく」という点です。
 
留学には少し考えただけでもたくさんすることがあります。
 
例えば、
 
ビザ・パスポートの発行
GTEの作成
保険の手配
大学・学部選び
住居の手配
教科書の準備
交通機関の利用方法を学ぶ
IELTSやTOEFLの受験
航空券の手配
銀行開設
ロストバゲッジやパスポートやカードを紛失するときの対処法を考える
外貨の準備
持って行くものの準備
留学費用の準備
失敗しない散髪のための情報収集
食費をどう抑えるか
教授への失礼のないメールの方法を身に付ける
他の学生とのコミュニケーション
安全に過ごすための危機管理能力を身に付ける
美味しいご飯屋さんを見つける能力を身に付ける
 
 
 
これらは正直言ってかなり面倒くさいです(時間もお金も使います)。
 
 
 
しかし!!
 
これらの乗り切ることによって身に着く力ももちろんあると思います!
 
むしろ、上にあげたものの多くは、実際にやってみないと身につかないことだと思います!
 
 
留学して良かったと感じる人はたくさんいるかと思います。
 
 
しかし、私が思うにそれはただ単純に大学で英語や知識が身に着いたからという訳ではなく、
「留学準備や、留学中、様々な困難を乗り越えた結果得た非認知能力的なもの」
のためでもあるかともいます。
 
 
少なくとも私にとってはそうです。
 
 
そのため、私は留学の内容どうこうというよりも、留学をする上で実際に行動しなければならないという与えられた状況が留学生を成長させるのかなと思いました。
 
そこで得た問題解決の能力はきっと新しい学校に勤務することになっても大いに役立つと思います!!
 
 
 
留学のデメリットについて
 
最後に英語教員(教員を目指す人)にとってのデメリットも少しお話しできればと思います。
 
 
大きく分けて3つあると思います。
 
1つ目は「費用」についてです。
 
留学にはもちろん、学費だけではなく家賃や食費、準備のためのお金など、たくさんの費用がかかります。
 
留学はもちろん、元が取れるかどうかといった話ではないです。
 
しかし、大学院に進学して給与が上がることがあっても、生涯を通して留学の費用を取り戻せるかといったら必ずしもそうではないかと思います。
 
留学に使うためのお金を留学以外のもっと自分が大事だと思うことに投資するのもとても大切なことだと思います。
 
 
 
2つ目は、就活時期についてです。
 
 
これは私が経験したことなのですが、私が履修したコースは7月までありました。
そのため、日本で教員採用試験を受けることはできませんでした。
 
私は特に公立・私立高校のこだわりはありませんでしたが、どうしても公立の学校に就職したという人は、コースによっては1年ほど就職を待つ必要も出てくるかと思います。
 
それに加え、私はコロナの影響でギャップイヤーを経験しました。今となっては良い経験ですが、周りの同級生が次々と内定が決まっていく中、感染症やその他の予期せぬ出来事によって留学がキャンセルされ、キャリア選択の変更が迫られることがあることは認識していた方がいいかもしれません。
 
 
3つ目は「卒業できない可能性」についてです。
 
上でも紹介した通り、大学やコースによってはかなりきつい課題を強いられることもあるかと思います。
 
そのため、中には単位が取れなかったり、ドロップアウトしてしまう学生も出てきます。
自分がもし留学生活や勉強に向いていないことが分かり、留学を断念せざえるを得なくなってしまった場合のためのプランBは考えておく必要があると思います。
 
 
 
 
それでは今日はこの辺で!
 
 
みなんの留学が素晴らしいものになりますように!!!