こんにちは!Clever Appleです!!
教員として4年目になりましたが、なかなかブログを書く時間が取れず、かなり久しぶりの投稿になってしまいました…!

上の写真は、今年の夏に行った屋久島の大川(おおこ)の滝です!
屋久島には初めて行ったのですが、滝のすぐ近くまで行くことができ、水しぶきを浴びれるほどでした!
また、滝の迫力がすごく、トンボがたくさん飛んでいて、とても神秘的な光景でした!
夏休みにも書こうかと思ったのですが、ワークショップや研修にたくさん参加し、時間を確保できませんでした…
最近は本や研修からのインプットだけでなく、「自身がアウトプットすることによって得られる学び」もとても大切だと感じています。
そこで、とてもタイムリーなのですが、他校の先生方や大学の先生も参加される研究会で、自分の授業実践について発表する機会をいただきました!!
テーマは「良い聴き手を育てるための授業での課題設定」です!
駆け出し(といってももう4年目ですが…!)の英語教員として、これまでの授業実践で感じてきたことをまとめてみたのですが、今日はその内容の一部をブログにも書いていこうと思います!!
このテーマで報告をしようとしたそもそものきっかけは
「英語の授業で生徒が楽しそうにプレゼンをするには、そもそも課題が魅力的であることに加え、聴き手が楽しく聞ける状況であるのではないか」
と思ったことです。
そこから、①生徒にとって魅力的な課題の設定と②良い聴き手を育てるには
という二つのメインテーマが浮かびました。
まず最初に気になったデータが、文化庁(2017)の「国語に関する世論調査」です。
そのなかの項目の一つに、「誰かと話す時に不快感を覚えること」がありました。
男性の1位は「敬語の使い方など言葉遣いに問題がある」(33.5%)だったのですが、では女性は??
答えは、、、、
「相手ばかりが話している」
でした(男性28.6%、女性33.1%)。
これを見て思ったのは、
英語が得意な生徒が一方的に話し、話すのが苦手な生徒はずっと聞き手に回って辛い思いをする
というのが、実際の英語の授業でも起きうるということです。
英検のスピーキングテストでも、面接官が受験者からの質問に答えられない場面があったり、リスニングテストでも聞き取れなかった際に聞きなおすことができません。
これって本当に「コミュニケーションが取れているか」を測るテストと言えるのでしょうか。。。
今、英語教育では「話すこと」に重きが置かれている気がしますが、どちらかというと実際の場面ではみんな話したがることが多く、むしろ「聴くことができる」人が重宝されるのではないでしょうか。
英語の授業でも、例えばプレゼンの課題において、もちろん上手に話すことは重要ですが、同じくらい上手に聴くことも大切だと思っています。
そこから、「よい話し手よりも、良い聴き手を育てる」ための課題設定について考えました。
まずメラビアンの法則をご存知でしょうか。聞いたことがある方も多いかと思います!
よくあるこの法則の説明は、コミュニケーションにおける各情報の影響力の大きさについて、
①視覚情報(表情やしぐさ)が55%
②聴覚情報(話のスピードやトーン)が38%
③言語情報(言葉の意味)が7%
を占めていると言われ、話す内容は7%しかないため、「人は見た目が9割」などと言われています。
しかし、これに疑問を持った私は「本当かな?」とよく調べてみました。
すると…
この割合は「言葉と表情・声が矛盾している」という特殊な実験状況に基づくものということが分かりました。
たとえば、
①手料理を目の前にして暗いトーンで「おいしい」
②お箸が進んでいない相手がいたら、
③「実はまずいと思っているのでは?」
というような状況です。
つまり、通常の会話において、言語情報の伝達割合は7%ではないことが分かりました!
加えて、私は「授業を行う者として、話し方が上手くなったほうが良いのでは」
と考え、「話し方」についての本を3冊ほど購入し読んでみました!
そして、その本たちのまとめとしては
①練習が大事(緊張は練習することで防げる)
②内容が大事(話し方が良くなくても、内容が良ければみんな聞く)
という至極当たり前のことでした!笑笑(その後本たちはすぐに売りました笑)
ここから、「プレゼンの内容が良ければ(教員にできることはタスクの設定)、発表者はより意欲を持って取り組むし、聴き手も興味を持って聴くのではないか」と思ったのです。
私の授業での失敗例として次のようなものが挙げられます。
【課題】
これからやってくる姉妹校の生徒に向けて地元の観光プランを英語でプレゼンする。
【結果】
大半の生徒が私の紹介した場所の例をそのまま選んでしまい、聞き手にとっては「知ってる場所」で面白くなかったという失敗をやらかしました。
有名どころばかりで驚きがなかったのも反省点です。
ここから見えてきたのが、
課題の実際のAuthenticity(本物らしさ)だけでなく、生徒が課題を作る楽しさ、聴き手にとっての面白さも同時に考えなければいけない
ということでした。
渡辺(2026)の小学校での授業実践でも似たような報告を見つけました。
「自分(教員)たちでやったとき、「小学校の思い出」で考えるのは難しかった。自分たちにとっては、小学校がはるか昔の話だからかと思っていた。けれども、3年ほど前まで小学校にいた子どもたちも、このお題に苦労している。
それはなんでだろう。子どもたちにとって3年前というのは十分「はるか昔」ということだろうか。あるいは、単に時間的な長短にとどまらない、「タネ」に使えるようなエピソードを考えるうえでの難しさがあるのだろうか。」
ここから見えてくるのは、「教員少し考えて作るのが難しいと思う課題は実際に生徒も難しいと思う」ということです。
だからこそ、authenticityだけでなく、課題自体の楽しさも意識する必要があるのではないでしょうか。
一方で、うまくいった実践もありました!
例えば、世界の歴史上の人物を選んで劇をする課題では
生徒から
「またやりませんか?むしろこれから全部あれがいいです!!」
という感想をもらえたり、姉妹校とのオンライン交流では、生徒同士で英語と日本語の手紙のやりとりまで生まれました。
この2つに共通していたのは、**自己決定理論(Deci & Ryan, 1985)**で言うところの「自律性」(自分で選べる余地)「有能感」(適切な難易度)「関係性」(教師や仲間とのつながり)だと思います。
そして何より、
「自分が生徒だったら、この課題をやりたいと思うか、また友達の発表を聴きたいと思うか」
という視点を、教員自身が持てているかどうかだと感じています。
確かに「行きたい国について友達に紹介しよう!」
という課題も悪くはないと思いますが、教員として、また、自分が生徒だったとしてそれを本当に聞きたいか、やりたいかというのは、学校や生徒の実態に合わせて調整する必要があると思います。
タスクを設定する一つの基準として、
「教員自身が生徒の作品を本当に見たり聴いたりしたいか」
というのがあるかと思います。
今まで「将来生徒が英語で使うようなauthenticな内容(道案内やレストランでの注文、チケットの買い方など)」を課題として出すことが生徒のためになると思っていましたが、「生徒が楽しく、やりたいと思うような課題」というのも同じくらい、もしかしたらauthenticity以上に大事なのかとも思いました。(実際生徒は将来英語で劇を行うことは生涯ないかもしれないが、楽しそうに取り組んでいた。)
渡辺貴裕『教師のためのリフレクションと対話』(日本標準、2026)
Deci, E. L., & Ryan, R. M. (1985). Intrinsic motivation and self-determination in human behavior. Plenum.
今回書いた内容は報告のほんの一部ですが、自分の思っていることを整理する大変良い機会になりました!
また他校の先生方や大学の先生からも色々なフィードバックをいただけて、とても勉強になりました!!こうやって発表の機会をいただけること自体、本当にありがたいです。
まだまだ「これで正解」と言えるものではないですがもし同じように授業づくりに悩んでいる先生がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです!!
ご意見などあれば、ぜひ教えてください!!
最後までお読みいただきありがとうございました!!
それでは今日はこのへんで!!
楽しい英語学習を!!




























































