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新任英語教員のためのおすすめ英語教育本6選!

こんにちは!Clever Appleです!!

 

まだまだ暑い日が続きますが、みなさんはお盆をどうお過ごしでしょうか!

 

私は家でダラダラ本を読んだり、英語の勉強をしたりしていますが、基本的にぐうたら生活です!笑

 

たまには何もしないっていうのもアリですね!!

 

 

さて、今日は私が英語教員として新任の英語教員におすすめする(新任じゃなくても)、英語教育についての本を6冊ご紹介していきます!!

 

 

なぜ私が英語教育の本をおすすめするかというと、私もそうなのですが、新任の先生は授業づくりの知識や経験がベテランの先生方に比べ、圧倒的に少ないと思うからです!

 

 

オーストラリアのウーロンゴン大学でTESOL(英語教授法)を学んだ私ですが、はっきりいうと授業に直接役に立ったと思うのは、TESOLの授業ではなく、大学院卒業後に読んだ英語教育についての本でした!!

 

ただし、勘違いしないでいただきたいのは、もちろんTESOLの授業で学んだことは自分の授業に役立っているし、その知識や経験も活かしています。

 

TESOLの授業では、「授業の理想的な構成」、「どんな生徒にはどんな活動が適しているか」、「特定の生徒のための特定の授業方法」、「適切なフィードバックや添削の仕方」、「効果的な語彙学習の方法」などを学ぶことができました!

 

しかし、これらの知識だけではレッスンプランを作ることが難しいのです!

 

そのため、私はTESOLで学んだことは、なぜ(WHY)、どのように(HOW)、授業を行うべきであるかを学んだのに対し、英語教育の本からは授業の中で何(WHAT)をするかを学ぶところが大きいと思います!(もちろん逆もあります。)

 

 

新任の英語の先生は、なぜその英語の活動をしなければいけないかは分かっていても、具体的に授業の中で何をすればいいかが分からず、授業のプランを作ることが難しいかもしれません。(私もその一人です…)

 

 

そのため、今まで読んだ90冊くらいの英語教育の本から、すぐに使えると思った本を6冊ご紹介したいと思います!!

 

 

 

 1. 山本崇雄 (2019)『「教えない授業」の始め方』、アルク

 

まず、最初の一冊は山本先生の『「教えない授業」の始め方』です!

 

何を隠そう、私の普段の授業のベースはこの本で紹介されている授業です!

 

 

この本は、以前、大学の先生にいただいたものなのですが、初めて読んで、「こんな授業がしたい!!」と思った本です!

 

この本のキーワードは「教えない」というもので、私にとって目からうろこの本でした!

 

生徒が主体となって活動をし、英語の力を伸ばしていく。先生は最悪必要ない…笑

そんな授業が「私にもできるかも!」と思う内容です!

 

Sight Translationシートを利用した、Quick ResponseやBack Translationなどといったすぐに授業で実践できる内容が書いており、新任の先生にもピッタリです!

 

 

この本の内容をベースにアレンジしたり、他の本から学んだ内容を取り入れて基本的な授業を作っている私にとって、私の英語授業のバイブルと言っても過言ではありません!笑

 

山本先生は、他にも「教えない授業」についての本を出していますが、私は全部読みました!全部オススメです!!

 

 
 
 2. 田尻悟郎 (2010) 『生徒の心に火をつけるー英語教師田尻悟郎の挑戦』、教育出版
 
さて、2冊目の本は、田尻先生の『生徒の心に火をつける-英語教師田尻悟郎の挑戦』です!
 
田尻先生は、何冊も英語教育の本を出版し、テレビでも取り上げられる、私の尊敬する先生です!!
 
今は関西大学で教えられています。
 
 
この本の中で、「なぜクラスイングリッシュが重要なのか」、「生徒に積極的に英語を使わせる指導」、「教科書の内容をより深く学ぶための発問」、「テストの重要性」などを説いています。
 
ちなみに、様々な文法についてのアクティビティの例も含まれており、私はその中の1つをアレンジして模擬授業で行いました!
 
 

「凡庸な教師は、ただ話す。

 良い教師は、説明する。

 優れた教師は、態度で示す。

 偉大な教師は生徒の心に火をつける。」

 

アメリカの教育者であったウィリアム・ウォードの言葉らしいのですが、とっても心に響きます!!

 

私は、限られた授業時間の中で、ただ説明することによって生徒の力を伸ばし、深い学びをさせることは難しい。

それよりも、生徒に英語を好きになってもらい、モチベーションを高めることで、生徒の力を伸ばすという風に解釈しています!

 

田尻先生の講演会に最近初めて参加したのですが、本の中の内容は先生の考えのほんの一部なのだなあと思いました…笑

 

それでも田尻先生の本はとても興味深く、授業の参考になること間違いなしです!!

 

他にも、『田尻悟郎の英語教科書本文活用術!―知的で楽しい活動&トレーニング集』『(英語)授業改革論』は一度読んでみて損はないと思います!!

 

 
 
 3. 菅正隆、田尻悟郎、中嶋洋一 (2004)『英語教育ゆかいな仲間たちからの贈りもの』日本文教出版
 
この本も、先ほどの田尻先生と、菅先生、中嶋先生が書かれた本です!
 
この本は、「テスト作りについて」、「グループワーク、ペアワークのコツ」、「具体的な使える活動」、「生徒の授業評価について」、「英語授業・学習で必要なこと」などについて書かれています!!
 
 
ちなみに私は、中間テスト後に生徒に対して匿名で授業アンケートを行ったのですが、この本の生徒による授業評価を参考にしました!!
 
田尻先生だけでなく、菅先生、中嶋先生も私の尊敬する英語授業実践をされている方で、先生方の本も何冊か読みました!
 
 
 
 
 
4. 田中武夫、田中知聡 (2009)『英語教師のための発問テクニック―英語授業を活性化するリーディング指導』、大修館書店
 
続いては、授業の「発問」についての本です!
 
 
教科書を使った授業は、①理解、②暗記、③応用、④発展と展開していきますが、私は教科書の上手な使い方、発展のさせ方が分かりませんでした…
 
 
この本では、教科書内容の理解にとどまらず、教科書を使って生徒に内容を考えさせる方法をご紹介しています!
 
具体的な授業の指導案例や生徒の思考力を活性化させる発問、Pre-Reading, While-Reading, Post-Reading それぞれの段階の指導方法など、教科書の活用方法について学ぶことができます!!
 
 
 
「教科書を表面的になぞって、生徒が理解しになった気がするけど、実はあまり学べていない」という問題の解決に役立った本です。
 
 
 
 
 
 5. 磯田貴道 (2010)『教科書の文章を活用する英語指導―授業を活性化する技108―』、成美堂
 
 
さて、続いて本も、教科書の文章の活用方法についての本です!
 
この本は、『英語教師のための発問テクニック』よりもより具体的に108個の教科書文章活用術が記載されています!
 
「伝言ゲーム」や「ジグソー活動」、「グループでのリレー形式のリテリング活動」、「教科書内容について生徒に質問を考えさせる活動」など、すぐに授業で使える活動が盛りだくさんです!
 
私もいくつかのアクティビティを授業で取り入れてみたり、これから実践してみようと思っています!
 
何といっても、次の日から授業で実践できるのが良いですね!!
 
 
 
 
 6. 金谷憲、久保野雅史、高山芳樹、阿野幸一 『大修館 英語授業ハンドブック 高校編 DVD付』、大修館書店
 
 
さて、お次は、『英語授業ハンドブック』です!!
 
 
この本は、「スモールトーク」、「辞書を用いたクイズ」、「文法事項ごとの授業例」、「スピーチ」、「ディベート」、「発音指導」、「ロールプレイ」、「音読指導」など多岐に渡った内容が盛り込まれています!!
 
内容がとにかく多く濃いので、この一冊を読んでおけば、大体授業づくりの概要が見え、たくさんのヒントを得ることができると思います!!
 
「超簡単ディベート」などは私もこれからやってみたいなと思っている活動です!
 
 
逆に学ぶことが多すぎて、まだまだ実践できていないことも盛りだくさんです…笑
 
 
 
 
 
 まとめ
 
今回は、「新任英語教員におすすめする英語教育本」を6冊ご紹介しました!!
 
 
まだまだオススメの本はたくさんあって、全てをご紹介することはできないのですが、この夏休み中に是非読んでみてはいかがでしょうか!
 
みなさんのおすすめ本があれば是非教えて下さい!!
 
 
それでは今日はこのへんで!!
 
 
素敵な英語学習を!!!