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オーストラリア大学院留学体験記⑯ 岐阜留学編(パート7)

こんにちは!Clever Appleです!!

 

 

今日は私の留学体験記を書いていこうと思います!

 

16回目の今回は、「岐阜留学(パート6)」についてです!

 

内容としては、「私が岐阜留学中、どんな勉強をしていたか」です!

 

 

 

 

 

 

 

上の写真は、ウーロンゴン大学の図書館の雨の日の傘立ての様子です。

 

 

折り畳み傘が傘立てではないところにも散らばっており、カオスです。

 

 

(間違えて持って行ったりされないのでしょうか…笑)

 

 

 

今日も引き続き岐阜留学でどんな科目を勉強したかについてです!

 

私がオーストラリアではなく、岐阜に留学した経緯についてはこちらの記事をご覧ください!

 

 

 
 
今回は、私がオーストラリアの大学院留学中に履修した科目の一つである、Assessing and Evaluating in TESOL Environments (英語評価)について書いていこうと思います!!
 
 
 
 
 0. どんな科目?
 
まず、この教科がどんな教科かの説明についてです!
 
 
この科目は、「近年変化している評価・テストの理解と、それを学校教育でどう活かしていくかについて学ぶこと」を目標としています!
 
 
 
授業の中で、テストの作り方、多様な評価の種類なども学ぶことができました!
 
大学であまり評価やテストについて学ぶことができなかった私にとって、大変面白いと感じた教科です!!
 
 
 
 
ただ、この教科の課題は個人的にとっても大変なものでした… (楽だった科目なんてありませんでしたが…)
 
 
それでは課題の内容をさっそく見ていきましょう!!
 
 
 
 
1. 課題① Evaluation of test or examination
 
 
さて、この教科の1つ目の課題は、「既存のテストを批判的に評価する」というものでした。
 
 
既存のテストというのは、IELTSやTOEFLTOEICはもちろん、英検や共通テストなど、その国に固有の英語テストを選ぶことができます。
 
 
 
評価を学ぶ科目の中で、テストそのものを評価するというのが面白いですね!
 
 
 
しかしこれがまた難しい…!!!!
 
 
英語のテストを
 
1. Reliability(信頼性),
2. Validity(妥当性),
3. Authenticity(真正性),
4. Washback(波及効果),
5. Practicality(実用性)
 
 
の5つの側面から評価するのですが(この5つの基準に関しては長くなるので割愛します…笑)、テストを選ぶのが難しい…
 
 
 
もちろん、文献を参考に書いていくのですが、例えば、IELTSのような世界で行われているテストについての文献は簡単に見つけることができます。
 
 
しかし、この場合、文献が多すぎて、どの文献が使えるのか、使えないのかを調べて判断するのにかなりの時間を費やしてしまいます。
 
 
英語が堪能な人はいいかもしれませんが、私には他の科目の課題との兼ね合いもあり、これは難しかったです…
 
 
 
 
そのため、私は「英検3級」をテーマに書くことにしました!!
 
 
英検なら受けたことがあるのでなんとなく内容が分かっているし、有名だから文献もそれなりにあるだろうと思っていたのです。
 
 
 
 
 
 
しかし!!!「英検の文献全然ないじゃん!!!!!!」と気が付いたのは書き始めてしばらくしてからです…(なにをやっているんだ…)
 
 
 
英検についての文献はいくつかあるのですが、肝心の、テスト内容についての評価についての論文が全然見当たらないのです…
 
 
 
 
途方に暮れていると、救世主が登場します。
 
 
 
ある日、いつものようにある教科のフォーラムに自分のコメントを投稿していると、Moodle上で一件のメッセージが。
 
 
 
その方は、現地のオーストラリアの方らしいのですが、「君、他の科目も結構僕と被っているよね!情報交換しようよ!」との内容でした。
 
 
 
なんでも、彼はオーストラリア出身で日本に興味を持ち、日本にもALTとして教員をやっていたとのこと!何年も日本に滞在していたので日本語も話せるようです!!
 
 
 
 
そこで、私たちLINEを交換し、たわいもない会話をし始めました。
 
 
「課題めちゃ多いよね」「日本はどうだった?」「オーストラリアはどんな感じ?」
 
 
 
私にとって、初めてのオーストラリアの友達です!!(日本に帰ってきた今でも時々連絡をとっています!)
 
 
 
 
そこである日、この科目の課題について話しているとき、「今英検のこと調べてるんだけど、全然文献ないんだよね」と困っていることを話すと、
 
「僕も英検のこと調べてるんだけど、たしかにあんまりないよね。でもこれ僕使わないからこの文献見てみたら?」と大量の英検についての論文が送られてきました!!
 
 
そんなつもりで相談したわけではなかったのですが、これが本当助けになりました!
彼がいなかったらきっと私は今もオーストラリアで勉強していたでしょう…笑
 
 
 
 
ああ、「私は本当に友達に恵まれているな」とその時に心から思いました。
 
 
 
その後、私も何個か使えそうな文献を見つけ、彼と共有しながらなんとか課題を終わらせることに成功しました!
 
 
彼はこの時点で、ほとんどの科目を取り終わっていたのですが、彼曰く、「この科目は、1.2を争うくらい大変だなあ」と言っていたので、結構大変な課題だったと思います!
 
 
すみません、話が大分脱線しましたが、この課題は2500語でまとめるのですが、評価規準が5つもあるので、語数については、それほど大きな苦しみはありませんでした。
 
 
一番の問題点は、「適切なテストとそれについての文献を見つけられるか」だったと思います笑
 
 
 
 
 
 2. 課題② Designing an examination OR sampling, diagnosing, and disigni
 
 
 
さて、2つ目の課題は、「英語テストづくり」です!!
 
 
この課題では、特定の学習者の4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)+語彙、発音などの中から、2つの技能を評価するテストを作るというものです。
 
 
 
この課題の難しいところは、テスト作成に当たって、「なぜその問題様式にしたのか、なぜその問を設定したのか、それによって学習者の何を測ることができるのか」というのを文献を参考にしてすべて記述しなければなりません。
 
 
 
それに加え、私は教員経験がないので、テストづくり自体も初めての経験です。
 
 
 
課題自体は2500語で、まあまあ大変なくらいだったのですが、それ以上に大変だったのがテストづくりそのものでした…
 
 
私は、日本人の中学生をターゲットラーナーに設定していたので、日本語の問題を作成したのですが、教授が評価できるように、英語バージョンも作れというのです。
 
 
 
その結果、31ページ分書かなくてはいけないという、なんとも大変な課題になってしまいました。
 
 
 
 
 
とは言っても、初めてのテストづくりは楽しかったし、「こういう風にテストって作るんだ」ととても勉強になりました!!
 
 
 
やっぱり大変なことのほうが学ぶことは多い気がします!!
 
 
 
 
 3. まとめ
 
 
 
今回は、私が受講した科目の一つである、Assessing and Evaluating in TESOL Environments (英語評価)についてお話しました!!
 
 
 
この科目は、適切な評価のためのテストの作り方、公正なテストを作るための基準、テスト以外の様々な評価方法についても学ぶことができました!!
 
 
 
教員経験がない方も、教員経験があるけど、テストの作り方を学びなおしたいという方もおすすめの科目です!!
 
 
 
 
また、この科目からの教訓は、「友達は大切にしろ」「困ったら自分からどんどん話しかけろ」です笑
 
 
今回私はただただラッキーでしたが、自分から行動する大切さを身に染みて実感しました!!
 
 
 
 
オーストラリアの大学院でどんなことを学び、どんな課題があるのかなどの参考になれば幸いです!!
 
 
 
 
次回はいよいよ「岐阜留学編」の最後のパートとなります!
そして、その後はいよいよ「オーストラリア入国編」になります!!
 
 
お楽しみに!!
 
 
皆さんの留学が素晴らしいものになりますように!!!