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IELTSライティング バンドスコア6.0を取るための勉強法

こんにちは!Clever Apple です!今回は4か月の間にIELTSのライティングスコアを5.5から6.5に伸ばし、オーストラリアの大学院で英語教授法を学んでいる私が、IELTSのライティングの勉強法をお伝えしたいと思います。

 

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■この記事のまとめ■
・多くの大学、大学院留学に必要なIELTSライティングスコア6.0を効率的に達成するための解説です。 
                                                                                                                 ・具体的な学習法は、①文構造のテンプレを学ぶ 実際に書いてみる ③模範解答の模写 表現集での学習 留学エージェントの無料レッスンを利用する です。

IELTSの対策をしていて、ライティング対策方法が知りたい方に読んで欲しいです。
 

 0. なぜライティングか?

 
IELTSの勉強をしていて、「ライティングが特に難しい...」「他のバンドスコアは取れているのに、ライティングだけ目標のスコアに届かない...」といった方も多いのではないでしょうか。
 
実はこれは、あなただけの悩みではなく、世界中のIELTS受験者が直面している課題なのです。
 
British Council (2019)によると、女性のアカデミックモジュールの平均点は、
R: 6.1  L: 6.2  S: 5.9  W: 5.7
 
男性の平均点は、
R:6.0  L: 6.2  S: 5.8  W: 5.6
 
となっており、ライティングの点数次第で、overallの点数に大きな影響を与えます。
 
だからこそ、ライティング対策を早めに始め、時間をかけて学習していく必要があります。
 
 

 1. 文構造のテンプレートを学ぶ

 
ライティング対策でまず大切なのは、「文構造のつくり方」を学ぶことです。
 
文章の作り方を知らなければ、まとまった文を書くことができなかったり、支離滅裂な内容となり、減点されてしまう可能性があります。
 
そこで、タスク1でもタスク2でも重要なのが、「テンプレートを覚える」ということです。大きく分けると、①イントロダクション(導入) ②ボディ(内容) ③ コンクルージョン(結論)です。
 
この構造については多くのブロガーの方たちや、IELTSの対策テキストに載っているので、ここでは割愛させていただきます。
 
参考までに私が「わかりやすいな」と感じたテキストを2冊紹介させていただきます。
 
①ブリティッシュカウンシル『IELTS ブリティッシュ・カウンシル公式問題集』(旺文社、2015年)

 

 



②アンソニーアラン著、片岡みい子訳『新セルフスタディIELTS完全攻略』(株式会社ジャパンタイムズ、2013年)

 

 

 

どちらも、丁寧にエッセーの書き方を教えてくれています。
 
 

 2. 実際に書いてみる

 
文章の作り方を理解したら、次は実際に書いてみます
 
タスク1,タスク2の150語、250語というのは最初はとても長く感じると思います。でも大丈夫!まずは、本番通り時間を測って書いてみましょう。
 
実際に文章を書いてみるとおそらく直面するのが、「日本語書きたい内容を、英語で表現できない!」ということだと思います。
 
この問題こそが大切で、ライティングスコアアップのための第一歩となります。
この、「今の自分では、英語で伝えられない表現」をインターネットや辞書で調べ、ノートに書き留めます。
 
 
おすすめの方法は、1. 日本語 2.英語 3. 例文 の順番でノートに書きます。
 
 
例: ~歳から from age of ~   例文 from age of five
 
このノートの表現(これからは表現集と呼びます。)を繰り返しライティングの中で、使うことで、自分の書きたい表現が徐々に使えるようになり、スコアアップにつながります。
 
 

 3.模範解答の模写

 
実際に書いてみて、表現集を作ったら、次は模範解答を模写します。
 
模範解答は、エッセーに使うことができる、語彙・表現の宝庫です。
 
模範解答を適当な紙に写しながら、「この表現使えそう!」という表現を探し、先ほどの「表現集」に追加します。
 
私の作った表現集の内容も、いつか公開します!
 
 

 4. 表現集での学習

 
ここまで来たら、あとは②、③でできた表現集を何度も繰り返し見て、使って定着させていきます。
 
私は、電車での通勤時間に表現集をチェックしたり、新しいライティングエッセーを書く際に、表現集を見ながら書いたりしていました。
 
表現集が便利なのは、覚えてしまえば、繰り返し、同じ表現を使うことができ
表現が溜まっていくたびに、自分の伝えられる内容が増え、テストでのライティングの時間の節約にもなります!
 
 

 5. 留学エージェントの無料レッスンを利用

 
最後に、ライティングのための直接の戦略ではありませんが、とても役に立った、ライティング対策の経験についてお話したいと思います。
 
私は、留学エージェントの方の助けをお借りして、留学準備を進めたのですが、いくつかの留学エージェントでは、無料のIELTS 対策レッスンを定期的に開催していることがあります
 
私は、一度、無料の体験レッスンに参加し、IELTSについての役に立つ知識や、ライティング対策の方法を、IELTSの現役の面接官の方から、教えていただきました。
 
レッスンに参加すると、他の海外留学を目指す方との情報交換ができたり、モチベーションのアップにつながると思います。
 
無料ですので、時間があれば、ぜひ一度参加してみるのをお勧めします
 
私は、留学エージェントのIELTS対策講座を取ることはありませんでしたが、金銭的に余裕がある方は参加されてみてもいいかもしれません。
 
 

 6. まとめ

・今回は、私が実践したIELTSのライティング対策について説明させていただきました。
 ・具体的には①文構造のテンプレを学ぶ 実際に書いてみる ③模範解答の模写 表現集での学習 留学エージェントの無料レッスンを利用する です。

 

 

・参考文献
 アンソニーアラン著、片岡みい子訳『新セルフスタディIELTS完全攻略』(株式会社ジャパンタイムズ、2013年)
 ブリティッシュカウンシル『IELTS ブリティッシュ・カウンシル公式問題集』(旺文社、2015年)
British Council. (2019). Test taker performance 2019 

https://www.ielts.org/for-researchers/test-statistics/test-taker-performance

 
 
皆さんの留学が素晴らしいものになりますように!